高栄養価ー各種ミネラルがバランスよく含まれる
美味しいー味が強い(甘い酸っぱい辛いetc)
安全性ー人体や環境に影響のある農薬・化学物質の無使用
全て窒素と他の要素とのバランスで変化する!
窒素過多のデメリット
・細胞が大きく柔らかく弱い→すぐ腐る
・腐敗の菌は窒素が大好き→病気は窒素をエネルギーに
・虫も窒素が大好き→芋虫はアンモニア、甲殻類は硝酸に
・拮抗作用で多くのミネラルの吸収を抑える
農薬を使わなければならない 原因の多くは「窒素」にある!
「光合成で炭酸同化ができなければ窒素過多」→雨が降れば病気になる
窒素を控えても天気が悪ければすぐに虫も来る、病気も出る。
1.炭酸同化作用とアンモニア同化作用
空気中の二酸化炭素を光合成によって植物体に取り込むのが炭酸同化。 6CO2+6H2O=C6H12O6+O2
窒素は天候や温度に影響されにくい
アンモニア同化とは吸収した窒素と光合成によって生成された有機酸と同化する事。光合成効率が落ちると、窒素が残り、窒素過多の症状がでる
天候が悪く、生成するグルコースの量が少なければカルボン酸の生成量も減
余分なカルボン酸が無いので、クエン酸回路の動きが鈍い →微量要素が吸えない
2.アンモニア化成作用と硝酸化成作用
有機肥料など吸収できる無機窒素のうちの1つアンモニア態窒素に変換するのがアンモニア化成作用。これは条件や温度などの制約が少なく、多くの微生物が行う事ができる。
アンモニアから次亜硝酸硝酸へ化成するにはMnを補酵素として使う微生物が行う。ここは一方通行でアンモニアには戻れない。
次亜硝酸から亜硝酸へはFeCuを補酵素とする微生物が化成作用を行う。
亜硝酸から硝酸へはMoを補酵素として使う微生物が化成作用を行う。
酸素量が少ない硝酸から亜硝酸へ移行することもある。
亜硝酸は葉や根を溶かすなどの障害を起こす→線虫や病気の原因となる
3.硝酸同化作用
吸収した硝酸態窒素は、そのままでは使用出来ず、硝酸同化作用を行いアンモニア態窒素に戻す。
硝酸から亜硝酸へはMoを補酵素として葉内で同化作用を行う
亜硝酸から次亜硝酸へはFeCuを補酵素として同作用を行う。
次亜硝酸硝酸からアンモニアへはMnを補酵素として同化作用を行う。
MnFeCuMoは無いと、葉の中で硝酸が溜まった状態になっている
硝酸は甲殻系の害虫が好む(食害などにつながる)
硝酸は発ガン性物質で味も落ちる(不味い)傷みが早い
光合成で酸素を出す仕組みの一つ。
この3つの窒素の動きが理解できると、植物の成長に何をしてあげれば良いのかわかるようになってきます。
この様な植物生理を勉強したい方みえましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。
なかなか解らない植物生理を勉強会開催などでじっくりお伝え致します!